スコーレ SEAON 3 アルバム 5(8月4日)

お待たせいたしました。method5のレポートです。

by 越川陽介

第5回目は黒田有子さんにご講演いただきました。
今回は「響く」をキーワードに「センサリーアウェアネス」を前回に引き続きご紹介いただきました。

 

さて、このセンサリーアウェアネスという言葉、あまり耳慣れない方もいらっしゃるかもしれません。
今回のテーマであるセンサリーアウェアネスは、一言で説明するとどの様な表現になるでしょうか?
黒田さんによると「感覚に戻る練習」であり、「本当の自分に戻るワーク」とのことでした。
本来私たちは、自分にとって必要なことは自分の感覚から感じ取って行動をしていました。しかし、成長するにつれて経験や学習、周囲の大人の言葉によって、「こういうものなんだ」というある種の観念の中に自分を押し込んでしまうことが多くなっていきます。これによってうまくいくこともありますが、一方で窮屈さを覚えることもあるかもしれません。黒田さんは自分のことに気づくことがそれだけで大きな癒しになるとお話ししてくださいました。
続いてセンサリーアウェアネスが生まれたエピソードを語ってくださいました。


センサリーアウェアネスは、エルザ・ギンドラーという方が当時不治の病であった肺結核にご自身が罹患し、その病に向き合い、自分で自分の体で起きていることを十分感じられたら肺結核が治るんじゃないかと実験を行って、結核が治癒したことに端を発しました。
そしてこの経験を周りの人にシェアしようと活動した際に、シャーロットセルバーという方が弟子入りし、そのセルバーがセンサリーアウェアネスと名付けたそうです。セルバーはその後アメリカに渡りさらにこれを広めるに至ったそうです。黒田さんはセルバーの弟子であるとのことでした。
概要についてご紹介があった後は実際にワークを行って体験していきました。
このワークでは自分の内側に感じられることに注意を向け、どの様な感じがあるのかに気づくことを中心に行っていきました。


自分の中にどの様な感じがするか?
この気づきのためには単に自分の内側に感じられるものにだけ集中するわけではありません。
例えば周りの音、自分の周りの空気感、あるいは蛍光灯をつけている時とそうでない時など、周囲との環境との相互作用によって生じる自分の体の中の変化に注意を向けることで、気づきを得ていくことがポイントの様です。
また、この、身の回りにある環境に注意を向け、普段の生活のことを安全な場で丁寧に経験することをeveryday meditationと呼ぶそうです。普段の生活のことを取り扱うことで、日常生活に戻った時にでも得られた気づきを活用できるのも特徴の様です。

 

センサリーアウェアネスについてお話を伺うと、自身の感覚に気づくことによって、内側に感じるものと共に生きることができることを教えてくださいました。気づきによって自分を知り、自分を知ることで行動する時の選択肢が増えます。そのことでいつもと違う行動をすることで日常生活からのフィードバックも変わる。その変化にも気づくことによってさらに自分を知る。このサイクルを繰り返すことによって、もしかしたら明日が変わっていることに気づくことができるのかもしれません。

 

さて、次回は再び池見陽さんに傾聴・フォーカシングについてご講演していただきます。
気づけば本年度のskoleも次回で最終回です。
最後の学びではどんなことに気づくことができるのでしょうか!?
次回もお楽しみに!!

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