レポート method 2, class 2 《「からだ」からのメッセージ》

明日が変わる6つのメソッド 第四回(7月2日)

 

method 2 《気づく》の class 2は

“「からだ」からのメッセージ” というテーマで

白坂和美さんから

“気づき”をサポートするゲシュタルト療法を体験しました。

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ゲシュタルト療法は、精神分析医のF・パールズとゲシュタルト心理学者である妻のL・パールズらによって提唱された心理療法です。ゲシュタルトとは、ドイツ語で「形」「全体」「統合」などを意味し、統合を志向する人格への変容を目的としています。

―― その創始者パールズの“気づきの3つの領域”という視点から、「からだの感覚にどのように気づいていくか」を体験しようと思います。気づいたことをからだ全体で味わってみましょう。 

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「ゲシュタルト療法」では“気づき”のアプローチとして、知識・思考・想像などの「中間領域」、痛みや姿勢・五感・感情などこころとからだの「内部領域」、現実世界を示す「外部領域」の3つがあります。

―― 3つはどれも大切です。普段はこれらの3つは、一緒くたになっていていて、自分では、頭の世界(中間領域)と、からだの世界(内部領域)と、現実の世界(外部領域)を区別できないようになっています。

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―― こころの状態はからだにあらわれます。例えば、緊張していると自分では気づいていないけど、息が浅くなったり、胸のあたりをしめつけられるような感じをうける。「わたしは緊張していません!」と言って実際には顔がこわばっていたりする。ゲシュタルト療法のファシリテーターはクライエントさんのそんなところを見て、気づき促進させていきます。

この3つの気づきについて、ワークを通じて受講者がお一人おひとりが感じました。

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―― 中間領域で考えたり価値判断するというのが悪いわけではないのですが、そんな自分のなかで止まっていると、次第に破壊的な想像になっていって、いろんな影響を自分自身の中でおよぼしてくる。そんなときには、現実の世界である外部領域に、コンタクトをとっていく。最初は少し勇気がいるかもしれませんが、コンタクトしていくとさまざまなことに気づいていきます。

 

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五人ひと組のグループになり、「人間彫刻」にも挑戦しました。

四人人の受講生が一人ずつ順に動作と音を出し、次第に動きと音を大きくしていきます。そして出来上がった<彫刻>を、それを見ていた一人が彫刻にテーマをつけていきました。『自分が幸せに~ 自分が心地のいい動きをして~』と白坂先生が声をかけます。

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歓声のなか、会場のあちこちで色んな「人間彫刻」が完成しました。

 

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その後、ゲシュタルト療法の技法のひとつ「エンプティチェア」を二人ひと組になって体験しました。「エンプティチェア」とは名前のとおり、自分と向き合った何もない椅子(座布団)の上にイメージのなかの物や他者、自己を座らせて対話していきます。

―― そこに大切なものを置いてください。味わって「話しかけたいな」と思ったら、目の前のものに話しかけてください。座る位置を変わるものいいでしょう。その置いたそのものになって、ご自身に「言葉をかけたいな」と思ったら声をかけてください。ここで何が起こるか、体験してください。

―― ファシリテーター役の人は何もしなくてもいいんです。ただ大事な役割があります。それはそこに<存在する>ということです。それがいちばん重要です。

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最後に、受講者のおひとりをクライエント役に、白坂さんがゲシュタルト療法を使って個人ワークをおこないました。途中、受講生の数人がサポーターとなって加わってのセッションが続きました。

 

―― F・パールズは「ゲシュタルトは目標を持たずにただ気付きさえすればいいんだ」と言ってます。ゲシュタルト療法は一回のワークで完了するのではなく、その後の日常のなか、芳醇なワインのように日々熟成していくようなものなのです。

―― 今日の気づきは皆様のものです。どうぞ、ご自身でその感じをお持ち帰りいたただきたいです。

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八月、九月のmethod 3のテーマは《坐る》です

次回8月2日は、藤田一照さんが案内人となって、坐禅を学びます。

 

一照さん blue

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