レポート method 3, class1 《坐禅しているのは誰?》

明日が変わる6つのメソッド 第五回(8月6日)

method 3 《坐る》の class 1は

“坐禅しているのは誰?” というテーマで

曹洞宗国際センター所長の藤田一照さんに学びました

 

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—— 坐禅というものは、すでに手垢がついていて、皆さんの中で、「こうやるものだ」というものが既にあれば、今日はひとまず置いておいてください。

 禅には「行住坐臥」という言葉があるのですが、ウォーキング(行)、スタンディング(住)、シッティング(坐)、ライイング(臥)。この四つで、日常生活全部を指しています。つまり「行住座臥」とは、いつでも禅をしている状態のこと——これが禅の特徴です。

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最初に「臥=シャバアーサナ(死体のポーズ)」と呼ばれるワークを行いました。

—— これは行住坐臥の「臥」。死体は全てを受け入れます。意識レベルが眠りのほうに誘われるんですが、そっちの方に行かず、覚醒のほうに行きますしょう。

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 <くつろいでいるけど目覚めていく方向>——受講生全員で横たわり、その感覚をゆっくりと味わいました。

 

続いて挑戦したのは「パンディキュレーション」と呼ばれるワークです。

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—— 全身でやる<あくび>と言っています。あくびは統合されているからだ全身でやります。考えないでからだが動きたいところに動いていくことが大事です。意識でコントロールや勧誘しない。意識はするけど手を出さない。手を出しそうになったら、それに気づいておくことが大切です。これは坐禅でも同じです。

 

二つのワークを終えて、いよいよ坐禅です。その前に藤田先生は仏教における坐禅の役割について話してくださりました。

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—— 仏教はみんなブッダになれるとしています。ブッダとは「いつでも目覚めている人」のことです。では目覚めていない状態とはどんな状態かというと<酔っ払い>という状態。パーリ語では「パマダー」。何かしているのだけど、何をしているのか、わからない状態。そこから覚めるのがブッダなんです。それを「坐」でやろうというのが仏教です。なぜならブッダもその体験も菩提樹の木の下で体験した。いろいろ日常の姿勢があるが、一番<目覚めた状態>というのを体感、体験しやすいのはこの姿勢ではないかと思います。

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禅には<調身><調息><調心>という言葉があります

—— <調>は仏教では非常に大事な言葉で、ブッダも「調えられし自己こそ真の拠り所である」と言っています。真の拠り所を<神>と言わないで<整えられた自己>と言っていることが仏教の特徴。そのいちばん純粋な形が坐禅。

それは生活を調える。

自分を調える。

人生を調える。

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お話は今回のテーマの核心である「坐禅しているのは誰?」に入ります。

—— 座禅では、「私」ではなく、形のない大自然の働き。それが主導してやっています。命令してコントロールすることではなく、その場に身を置いて、いま起きていることを感じる。感じていると何かが変化していきます。

例えば呼吸。今まで何も感じないで呼吸している状態でも、意識しても、それに手を出さないというアプローチで見守ってくると、その呼吸は変わってくる。それは「私」が変えたのではない。では「誰」が変えたかというと、<身体の自己調整能力>が変えたのです。

生きているものには必ず自己調整能力がある。これが仏の働き(大自然の無限の働き)なのです。

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次回9月3日は、引き続き藤田一照先生から坐禅を学びます。テーマは「くつろぐ坐禅」です。

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