レポート method 4, class1 《ヨーガでつながる》

明日が変わる6つのメソッド 第7回(10月1日)

method 4 《つながる》 class 1では小室弘毅さんの導きで、ヨーガに学びました。

 

小室さんはこの連続コースで毎回、冒頭で、ナビゲーターとして講座と講座の「つながり」を解説してくださっています。折り返しとなった今回、ここまでの学びを振り返っていただきました。

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―― この講座、題しての【6つのメソッド】のテーマとして、池見陽さんの《感じる》、定行俊彰さんと白坂和美さんの《気づく》、藤田一照さんの《坐る》、ボクの《つながる》、濱野清志さんの《ひらく》、そしてふたたび池見さんの《観る》というかたちで、全体が構成されています。これまでの半年で《感じる》《気づく》《坐る》を体験していきました。

 

 

―― まず、池見さんたちのメソッド1《感じる》。

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 この連続コースの冒頭で、プロデューサーの池見さんは、この 「からだが感じる」ということを通じて“なにかが変わる”。「からだが感じる」ということを探っていくと、気づいたら“明日が変わっていた”ということをお話しされました。

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 そこでボクがキーワードとして拾い上げたいのが、「変える」ではなく「変わる」という言葉です。それは、受け身的であり、他動詞ではなく自動詞です。これが、この一連の【明日が変わる6つのメソッド】のキーワードになるんだろうと思いました。

 

―― メソッド2《気づく》で、定行さんと白坂さんがゲシュタルト療法という視点で、幾つかのワークをしてくださいました。

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テーマは「からだの声に耳を澄ます」そして「からだからのメッセージ」。からだの声に耳を澄ましながら、意識のなかには3つの領域、内界(内部領域)、外界(外部領域)、中間(中間領域)があることを学びました。

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―― そしてメソッド3《坐る》では一照さんが、この3つの領域に分かれている意識を<水平の次元>とし、さらにそこに、<垂直の次元>としての深まりがあるということを話されました。

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それは、気づいていることのもう一段上に気づきがあり、さらに、そのことに気づいているという「三層」の構造になっているという話をされました。そしてその三層目は“「気づいていない」ことに気づく”というようなことでした。

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 この一照さんの回でも自動詞の話が出てきました。つまり、「調える」のではなく「調う」という表現になりますね。

 

 

―― 今回のタイトルを「つなぐ」ではなく「つながる」にしたのも、やはり自動詞として主張したかったからです。そこを意識しながらヨーガをやっていきましょう。

 

まず一般的に認識されているヨーガについて歴史や、現状などについて話されました。

 

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―― よく「インド何千年の歴史」といわれますが、単にインドの伝統が脈々と繋がってきたというより、いろんなものの影響を受けていると考えた方がいいのではないでしょうか。

 

いまヨーガは医療の世界で注目されています。

―― 厚生労働省がさだめているヨーガの定義は、「運動」であって、「呼吸法」であって、「瞑想」であるということです。次に、動作と呼吸と意識を一致させて、内受容感覚にフォーカスするということも挙げられいます。さらに、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態にもっていきます、ということも定義されています。

 しかし、定義はされていますが、これらはお医者さんの観点です。

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 たとえば「副交感神経優位」というのは、あくまでお医者さんの言葉。これで体験を表すことではないと思う。自分の一人称的な体験を三人称の科学的な言葉で切り刻んでしまうと、体験が持っているある種の豊かさというのが失っていくのではないかと思います。言葉というのは大事で、説明的な言葉を選ぶのではなく、できるだけ私的な言葉で語ることに意味があると思います。それに加え、その私的な言葉を選ぶときの「やりとり」に意味があると思います。

 

ヨーガと言葉。体験を表現するときに使う私的な言葉……。それもその言葉を選ぶやりとり……。受講生は改めて、この半年のコースを振り返って、体験から生まれる言葉について思いを馳せます。

 

―― 言葉を選ぶとき、すぐに言葉に飛びつかずに、いかに留まることができるか? 「うーん」とうなっている〈圧〉のようなものが、とても大事だと思います。体験からくる自分のなかに出てくる言葉と付き合いながら、どこまで耐えられるか? その〈圧力〉に耐えきれないときに、科学の言葉を使ったり、宗教の言葉を使ったりして、自分の体験を理解した気になって安心してしまいます。

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―― 簡単に言葉に飛びついてしまうと、それは他動詞になってしまい、無理やり「調えて」しまったり、「つなげて」しまったりします。本当に体験から生まれた言葉だと、もしかしたら他人には伝わらない形の言葉になるかもしれません。その結果、初めて〈つながり〉ということになるのでしょう。

 

他動詞と自動詞の違いひとつで、同じものでも違ったものになる。

 

―― ヨーガには「からだをコントロールする」みたいなイメージありますよね。難しいポーズをとるということで。でも、頭でからだをコントロールし、難しいポーズをとるということとは、少し違うと思います。頭でコントロールするということをすると、なにが良くないかといえば、感情や思考や記憶や都合の悪いものを、からだを硬くしてブロックするのです。精神分析家のW.ライヒはそれを「筋肉の鎧」と言いました。

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―― 頭でからだが上手にコントロールできるようになると、筋肉を使って、都合の悪い都合や思考や感情をブロックすることのために、ヨーガを使ってしまうことがあります。それでは、本当の意味で「調う」とか「つながる」とかにはならず、結局、他動詞になっていってしまう。

 ヨーガには、「コントロール系」のヨーガと「解放系」のヨーガあると思います。「解放系のヨーガ」とは、外からコントロールするのではなく、内側から出てくるような自動的なヨーガ、受身的なヨーガです。

 

 

一人や二人ペアになり、さまざまなワークを行いました。

 

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―― さまざまなかたちで呼吸をしたり、ポーズをとったりして、からだを動かしますが、息を吸った時には骨盤がそり、吐いた時は骨盤がねるという動きを意識してください。07    08

骨盤が連動して呼吸がされているということを意識をしていください。「呼吸してください」というときに、胸でなく意識は骨盤の方に向けて。「吸う」というよりは「息が入ってくる」。

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ここでも他動詞ではなくて自動詞ですね。同じことをしても、意識の置き方によって、感じ方やからだに対するアプローチはかわってくると思います。

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次回11月5日は、引き続き小室先生からヨーガを学びます。テーマは《からだのマインドフルネス》です。

 

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