レポート Method 6, Lesson 1 《青空フォーカシング》

明日が変わる6つのメソッド 第11回(3月4日)

 

method 6 《観る》 class 1 では

【青空フォーカシング】を三木健郎さん、越川陽介さんと一緒に学びました。

【青空フォーカシング】は、今回の連続セミナーのプロデューサーでありフォーカシングの第一人者である池見陽先生が、“マインドフルネス”の影響を受けて提唱されているメソッドです。

 

この日の前半は、越川さんから“フォーカシング”“クリアリング・ア・スペース”のお話がありました。

“フォーカシング”のメリットのひとつに、「何について悩んでいるのかを話さなくてもよい」という点があります。それが話してや聞き手の安全性になっています。そのうえ、つらい体験に触れたくない場合、距離を置くだけで終わらせてもよい――これが“クリアリング・ア・スペース”です。

 

クリアリング・ア・スペース

―― “クリアリング・ア・スペース”によって、自分の状況を眺めてみたり、「自分はこういうことを感じていたんだな」と気づいたりできます。そうすることで、自分の中にある「感じ」と適度な距離をとることができて、空間が生み出されます。距離を置いてできたスペースを十分に味わうということが大事です。スペースを自力で作るのではなく、スペースそれ自体があらわれてくるという「スペース・プレゼンティング」という考え方を、池見陽先生は提案しておられます。この考えは、山下良道さんの「青空瞑想」や藤田一照さんの「アップデートする仏教」などの影響を受けているとも言われています。

 

“青空フォーカシング”には、仏教哲学がとても密接に関係しています。

僧侶である三木さんにから、《観る》ということをキーワードに基礎的なことを学びました。

―― 仏教はどんな風に「苦」を《観る》か? それは「苦諦/集諦/滅諦/道諦」。そのなかで、「苦」を滅する方法としてブッダが示したのが「八正道」で、「正見/正思/正語/正業/正命/正精進/正念/正定」。なかでもいちばん大切なのは「苦」を正しく見る「正見」と言われてます。そして最後の「正念」と「正定」が“マインドフルネス”といわれる部分です。瞑想の入口です。

今日のテーマは《観る》ということです。

―― 私が我のまま何かにしようとすると、我にはまり込んでうまくいかない。がんばってしまう。自分で何かでしようとすればるほど、苦しくなる。ではどうすればいいのかというと「四聖諦」。「諦」という意味は「明らかに観る」とことです。じつは「明らかに観る」というのは<諦める>の語源になっているんです。何を諦めるかというと、自分で私の我が「自分でしよう、しよう」とすることを明らかにする。「私ができることはこんなものなんだ」というのを「いい」とか、「わるい」とか自分の頭ではなくて、判断をやめて明らかに《観る》。自分自身で何かをしようとすることを諦めたときに、ポン! と複眼的な眼が出てくる。ここからいろんなことを《観る》ことにより、いろんな気づきがあったり、受け止めることができるのです。

 

「二人でする」という意味

―― その状態に瞑想で行こうとすることもありますけど、一人ではなかなか難しいですね。そこで登場するのが、池見陽先生が考えられた“青空フォーカシング”。二人でお互いにやりとりをしながら進んでいくと、気がつけば「我」ではない複眼的な視点から眺めています。大切なことは、お互いに相手に委ねること。相手に委ねることができれば、ポン! と、それができると思います。

 

三木さんと越川さんのデモ・セッションのあと、皆で体験しました。

“青空フォーカシング”では「二人のあいだで起こっていくこと」を、丁寧に、丁寧に観ていくことがとても大切です。その起こっていることを大切に、愛情をもって観ていけると、二人で進んでいくことができるのではないかと思います。

 

 

つぎの3月4日は、いよいよ最終回となります。この一年の総まとめとして、《6つのメソッド》プロデューサーの池見陽さんといっしょに、《明日が変わる》ということを考えてみましょう。12回に及んだこの「ひと連なり」のワークショップで、一人ひとりが体験したことを皆で分かちあうように、最終回を味わえたら…と思います。

ひとつの旅を終えて、皆それぞれに体験をもちかえって、「明日」に… そして四月から始まる【第二期】に… 想いを致せたら素敵です!

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